再読 伊豆の踊り子

最近、仕事で大阪方面に行く事が多く、中国宝塚で降りる事が多いです。
道中に大きな古本屋さんがあって、ついつい買ってしまう。

今、塩野七生のローマは一日にしてならずを読んでるので、延長で塩野七生と
チェーザレ ボルジアと、何かよく判らんのを1冊、
それと学生時代に読んだ川端康成の伊豆の踊り子を久々に買いました。

315円… まあありですわな。

伊豆の踊り子は小学校の時の国語の試験に出て、あまりに美しい心情と情景描写に
感動して、ずっと心に残っていて、大学時に買って読んだ以来でした。
昔は随分苦労して読んだ記憶があるのですが、40項弱の文章…

すーっと読めますわな(今は) しかし記憶とはいい加減で、読み返すと随分適当に
覚えていました。 まあ、年を取ったから解釈の仕方も随分違うのでしょうが…

道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、
雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た。

私は二十歳、高等学校の制帽をかぶり、
紺飛白の着物に袴をはき、学生カバンを肩にかけていた。
一人伊豆の旅に出てから四日目のことだった。

修善寺温泉に一夜泊り、湯ケ島温泉に二夜泊り、
そして朴歯の高下駄で天城を登って来たのだった。…

ようやく峠の北口の茶屋に辿りついてほっとすると同時に、
私はその入り口で立ちすくんでしまった。
余りに期待が見事に的中したからである。

そこで旅芸人の一行が休んでいたのだ。


まあ見事な心と景色の描写です。

最初は私が湯ケ島へ来る途中、修善寺へ行く彼女たちと湯川橋の近くで出会った。
その時は若い女は三人だったが、踊子は太鼓を提げてゐた。
私は振り返り振り返り眺めて、旅情が自分の身についたと思った

これも大好きなフレーズです。

dancer of cape izu

で、今回買った小説には川端本人が 伊豆の踊り子について解説したものがあり、

踊り子の別れが悲しくて泣いたのでは無く、自分がいい人と言われた事で泣いたとか、
踊り子は実はそんなに可愛くなかった… とか、

踊り子はその後、小料理屋を開いた… とか、挙句の果てには、別れた後、何度か手紙が
来たが、返事を書かなかったとか…

痛く興ざめしてしまいました。

月は遠くから見るから綺麗なのでしょうかね…

しかし、ずーっと覚えているくらい素敵な物語ですし、
最強のラブロマンスですよね。

って40前のオッサンが行ってる事自体痛いですよね。
おやすみなさいまし。

踊り子の紅を指したまま眠っている情景を思い浮かべながら寝ます。
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コメント

No title

飾磨の踊り子はお元気ですか?

ん???

それ、誰よ?
僕だとしたら、元踊り子、若しくは
ダンサーだが…
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