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茶の湯@スウェーデンホーム場長

先日、出雲に行ったことはお伝えしましたが、
出雲大社の近くに出雲文化伝承館がありました。
その中に独楽庵と言う茶室があり、草案風茶室を見るのは初めてで、
非常に興味深いものでした。

腰掛待合
桧皮葺の腰掛待合… 外には厠もありました(失礼)

そもそも茶室は庭園の中にあり、人を招く場所なので、路地があるらしい…


左・船越席、右・利休席
中に入ると3つの茶室が繋がった棟がありました。
入り口から大名茶人船越伊予守好みの2畳台目の船越席。

桧皮葺きに にじり戸 利休の大成した詫び茶では、この潜り込むような
にじり戸が多く見られますよね。

一期一会にはこの戸なのかも知れません。

で、右側の萱葺き屋根の茶室が利休席(独楽庵)です。
千利休が太閤秀吉の許しを請うて名橋と謳われた長柄の橋杭3本を譲り受けて、
宇治の田原に建てた桃山時代の茶室を復元したものらしいです。

左・利休席、右・泰叟席

左側の独楽庵に続いて 建つのが泰叟席(苔香庵)。
裏千家6世泰叟好みの4畳の席らしい。

さすがに此処まで来ると徐々に近代的になってきたと言うか…

左の独楽庵の方が非常に趣がありますよね。 無飾の美と言うか…
深い軒や木戸で外せる壁… 

これらはどうも全て復元物で(当たり前か…)
出雲藩主 松平不昧公が茶の大家だったことから
復元されているみたいです。

僕は実は茶を嗜んだことが無く、建築の延長上としてしか
判らないのですが、この草庵風の茶室を見れて凄く嬉しかった…

茶室などは正に数奇屋の集大成で、数奇屋とは色々ハイブリッド
したものという意味ですが、細かい工夫で全体が美しく見えるんですよね。
桁の高さ、内法、全てがフォルムを作るエレメントになっていると言うか…

実はこれは本来日本建築に持たれていた設えなんですが、
今は逆で、輸入住宅にはこのルールを守ってる部分が多く、
逆に日本では本家普請ぐらいですよね。

どっかの会社は天井高いのを嬉しそうにうたい文句にしてる…
建ちあがったら、メッチャ格好悪いのに…

空間の美しさと外からの美しさ。 茶室に改めて教えて頂きました。
建築は奥が深いですね。

スウェーデンホーム
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テーマ : 和風、和物、日本の伝統 - ジャンル : 趣味・実用

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