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お客様に蜜柑を頂きました。

蜜柑
今日、入居者様のJ様から甘い蜜柑を頂きました。 
ハンバーグといい、今回といい、いつもいつも恐縮です m(_ _)m

凄く甘くて美味しかった。 但馬産かなあ???
冬の味覚の蜜柑ですが、僕はいつも、芥川龍之介の蜜柑を思い出します。

短編小説でしたが、確か、河童と一緒になっていたような気が…

小説のクライマックスが…

その時その蕭索(せうさく)とした踏切りの柵の向うに、
私は頬の赤い三人の男の子が、目白押しに並んで立つてゐるのを見た。

彼等は皆、この曇天に押しすくめられたかと思ふ程、揃(そろ)つて背が低かつた。
さうして又この町はづれの陰惨たる風物と同じやうな色の着物を着てゐた。
それが汽車の通るのを仰ぎ見ながら、一斉に手を挙げるが早いか

いたいけな喉を高く反(そ)らせて、何とも意味の分らない喊声(かんせい)を一生懸命に迸しらせた。
するとその瞬間である。窓から半身を乗り出してゐた例の娘が、
あの霜焼けの手をつとのばして、勢よく左右に振つたと思ふと、
忽ち心を躍らすばかり暖な日の色に染まつてゐる蜜柑(みかん)が凡そ五つ六つ、
汽車を見送つた子供たちの上へばらばらと空から降つて来た。

私は思はず息を呑んだ。さうして刹那に一切を了解した。
小娘は、恐らくはこれから奉公先へ赴(おもむ)かうとしてゐる小娘は、
その懐に蔵してゐた幾顆の蜜柑を窓から投げて、
わざわざ踏切りまで見送りに来た弟たちの労に報いたのである。


芥川らしくない(?) 情景描写に凄く心が捉えられますよね。

で最期のフレーズ

私はこの時始めて、云ひやうのない疲労と倦怠とを、さうして又不可解な、
下等な、退屈な人生を僅に忘れる事が出来たのである。


徐々に彼が疲れ始めてるのが判るフレーズですよね。
確か高校の時に読んだからか、凄く良く覚えています。

いい文章のフレーズ… 心に残ります。
余韻が大事ですよね。

今日の蜜柑… 僕に心地よい余韻を残してくれました。
J様、又お邪魔しますね。

すうぇーでん
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テーマ : 仕事日記 - ジャンル : 就職・お仕事

コメント

No title

みかんの対局by伊藤つかさ

それは…

少女人形じゃなかったっけ???
何してるんでしょうね? あの人…
もう40くらいちゃうん
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