FC2ブログ

新次世代断熱基準@スウェーデンホーム

長期優良住宅の法制化に伴い、次世代断熱基準がいくらか緩和されました。
おおまかに言うと、”緩和” だ。 しかし個人的観念として、性能の緩和は ”劣悪” のように思う…

大きな内容はこうだ。
①防湿層(VAPOR BARIIER)がいらない。
②ポーチ部分の断熱がいらない。

何で? って思うようなないようばっかりなんですが…

flame.jpg
これは当社Sクラスの上棟中の現場です。 緑色のシートがベイパーバリアー(坊湿層)です。
当社はパネル工法なので、閉じ込められた断熱材の中の空気が動くのは
パネルの内部のみなのですが、この、防湿層には拘ります。

断熱材が本来の性能を発揮するには、静止空気層と乾燥空気層が不可欠です。
と言うよりも、最も断熱力がある物が、動かない、乾燥した空気なんです。
静止空気層を作るためには発砲断熱材の使用や、繊維系断熱材を使う場合、
壁内に隙間無く施工することが必要ですが、最期はこのベイパーバリアなんです。
ダウンジャケットの表面のビニールや、ヴェルベットの部分と同じです。
表面に断熱性は無いですが、ダウンを静止空気にする事で保温性を確保しているのです。

それと乾燥空気。 これは非常に重要で、良く干された布団と、湿った布団の暖かさの違いです。
乾燥空気層を確保するには、防湿層が必要不可欠です。
室内でお茶を沸かしたり、風呂に湯を入れたり、室内は湿気だらけ。

特に湿気を帯びた空気は温度の高いほうから低いほうへ動くので、
冬なんかは一斉に、窓や壁内へ湿気は行くのです。
これを食い止めるのがベイパーバリアですが、それがいらない…


又、ポーチ部分の断熱ですが、これも当社が拘る処で、室内である部分に断熱をしない
なんて言うのは、高気密の根底を覆すようなもので、
スキーウェアをきて靴下をはいていないようなものなんです…

こんな家が、高気密、高断熱を歌い、長期優良住宅と言われるのかと思うと、
やや悲しくなります。

拘りが増える家という意味では差別化できるのでいいですが、
少し悲しい気がします。
スポンサーサイト



テーマ : 伝えたい事 - ジャンル : ブログ

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する